染めながら髪質を美しくしていく考え方とは?
10年、20年後のお客様の髪質にも責任を持たなければならない 。
日頃、歳を重ねられバサバサに乾燥した髪をされてる方を見かけると、
せめて自分のお客様にはこうさせてはならないと切に思います。
かく言う自分も、今のダメージレスの毛染めを勉強する前は、
多少痛むのは仕方のない事と思ってきましたが、勉強し、いたませない方法を続けるとお客様の髪が少しずつ美しくなっていき、
これこそが、自分たちがお客様に提案していくべき仕事なんだと考えるようになりました。
今、私がさせて頂いているあるご年配のお客様は、最近まで周りの方からは
「染めてないんでしょ?染めなくてもいいなんて、いいわね」 と思われてたそうです。
染めてるのならそんなにツヤツヤなはずがない、と言うことなのでしょうか。
実際は、1か月半くらいの周期で、約20年前から染めております。
そのくらい、染める=痛む、バサつく と言うイメージがあると言うことですね、
そんなイメージを、どんどん払拭していきたいと考えております。
3年ほど前に新規でご来店いただいた60代後半のお客様は、超バサバサの髪で来られました。
例えるなら、言葉は悪いですが、「水爆頭」
毎月パーマカラーをし続け、気付いたらこんな髪になっていたと。
まずパーマはやめていただき、頭皮と髪にダメージを残さない安全毛染めでさせていただく事約1年半、
まだ完全ではありませんが、仕上げ次第で、髪にツヤが出るようにまでなりました。
頭皮に負担を与えずにカラーを続けると、育毛環境も徐々に正常になり、生えてくる髪の質が変わってきます。
数か月たつと、根本の数センチの髪と、それ以降の髪との質が明らかに違う、
という状態になるわけです。 年齢は関係ありません。
医療業界も、治療よりも予防 という考え方にシフトしつつあるようですが、
私たちの仕事も同じようにしていくべきだと思います。
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