洗った後の乾かし方について
「髪は洗ったらすぐに乾かした方がいい」と言われますが、
実は濡れている髪をドライヤーで乾かす時は注意が必要です。
髪の毛のタンパク質は熱によっても傷みます。
その時、髪が水分を含んでいればいるほど、より低い温度でも傷み始めるそうです。
タンパク質はもろくなり、キューティクルの剥がれや枝毛の原因にもなります。
乾いた髪の状態で、ケラチンたんぱく質が変質し始める温度が、約180℃くらいです。
(コテやアイロンの時も気を付けましょう)
それが70%くらい濡れた状態だと70℃くらい、びしょびしょに濡れていると55℃くらいから変質し始めるそうです。
髪のコルテックス(毛皮質)は水となじんでふやけやすいのです。(毛皮質というのは、海苔巻きでいうとごはん粒の部分)
だけどキューティクルは硬いまま。
ふやけたコルテックスに硬いままのキューティクルがくっついてるわけなので、そういう状態の髪を引っぱるとキューティクルが取れやすくなる、というわけです。
なので、シャンプー後のびしょびしょにぬれた髪をすぐにドライヤーで乾かし始めるのではなく、
まずはタオルドライでできるだけ水気を取って、少し自然乾燥し、最後の仕上げにドライヤーを使うと髪にとって優しい乾かし方となります。
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